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バイオテンプレート極限加工により作製した無欠陥配置制御ナノピラー構造による表面濡れ性制御

【会場 : 東6ホール セミナー会場 7】

独自技術であるバイオテンプレート技術と中性粒子ビーム加工技術を融合して高均一・高密度・無欠陥の直径10nmサイズの均一で高密度な間隔制御された無欠陥シリコンナノピラー構造を作製することに成功し、その表面状態や間隔・深さを制御することで世界で初めて表面の濡れ性を親水から撥水まで自在に制御することに成功した。これは、トップダウン加工であるがゆえに材料を問わず配置制御して作製でき、また、究極まで表面の欠陥を抑制できることから、あらゆる材料の表面で親水性から撥水性まで表面濡れ性を自在に制御できることを初めて示したものである。撥水の研究は、学術的な表面科学の分野だけでなく、建設資材、化粧品、繊維処理、エレクトロニクス、光学機器、ミリ波レーダーシステム、エネルギーデバイスなどの産業分野でも、極めて注目を集めている。今回の成果はあらゆる材料表面での濡れ性を設計することが可能となる新技術になる。
尚、本研究は長瀬産業(株)と共同で進行している。

東北大学
流体科学研究所未到エネルギー研究センター 博士研究員
大堀 大介 氏

※当初、東北大学 流体科学研究所未到エネルギー研究センター長 産学連携先端材料研究開発センター副センター長 教授 寒川 誠二 氏
にもご登壇頂く予定でしたが、都合により、大堀氏のみのご登壇になります。予めご了承ください。

 
大堀 大介 氏

セミナーカテゴリ 特別講演
講演日 4月21日(木)
講演時間 14:40~15:40