食品業界における高齢者マーケットへの対応【2024年最新版】
~後期高齢者人口の増加で市場は長期的に拡大~
<講演企業>
矢野経済研究所
矢野経済研究所
フード&ライフサイエンスユニット ニュートリショングループ
特別研究員
加藤 肇 氏
我が国の高齢者は3,600万人を超え、高齢化率は30%に近付いている。また、介護認定者数は700万人まで増加している。高齢化が進行する中、サルコペニアやフレイルなど、高齢者の栄養が社会的な課題となっている。政府は健康寿命の延伸や、住み慣れた場所での生活を維持すべく、様々な施策を打ち出している。この様な環境下、嚥下に対応し、高エネルギーや高たんぱくな高齢者食品は、病院や高齢者施設の高齢者向け、在宅の高齢者向けに普及拡大している。
[講師プロフィール]
大学卒業後、食品メーカーと広告代理店を経て、1989年に矢野経済研究所に入社。食品産業、ヘルスケア産業、農業園芸産業、外食産業など、主に消費財分野を担当、現在は給食、臨床栄養、高齢者食品、パンなどのテーマ分野を担当。