若さ=美を追い求めてきた美と健康ビジネスも経済の減速や自然環境危機、少子高齢化の下で新しい局面を迎えようとしている。これからの成熟市場が認める美の価値への転換。それは長寿への探求であり人生の質へのこだわりから生まれる。
第1部 美と健康産業のこれから
基調講演① ヘルスケア産業は77兆円規模へ~健康経営、PHRについて
経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長 橋本 泰輔
健康経営、PHR(パーソナル ヘルス レコード)などヘルスケア施策を解説。2050 年公的保険外ヘルスケア・介護で 77 兆円の目標を掲げている。
第2部 「AI」と「品格」が次世代の美と健康の鍵に
基調講演② 次世代AIが導く美と健康ビジネス
~感性の領域にアプローチする生成AI
慶應義塾大学医学部 医学研究科拡張知能医学講座 教授 桜田 一洋
医療や健康のゴールは個別化、多くの選択肢の中から自分で自分の最適を選ぶこと。生成AIが美容健康サービスを変える。
基調講演③ 長寿時代の美は内側から香り立つ美
~品格のある表情・姿勢・所作・仕草
上智大学グリーフケア研究所 特任教授・副所長 / 京都大学名誉教授 西平 直
自分と向き合い、心身の声を聴き、栄養・運動・休養で自分を内側からケアしていくことは、貝原益軒の「養生」に通じる。